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Posted by みやchan運営事務局 at
 

2010年09月28日

舞台は広いほど、カメラが動き回れる。

 絵画の画像を使って、ジオラマ3Dアニメーションを作成する場合、残念ながらどんな画像でも効果が出るわけではありません。



 上の絵画は効果的な構図ですが、実際作成するとなると無理なところがあります。ひとつは、色が付けてあるところの「形」とその向こうに見える「風景」にあります。

 この形で切り抜くことはできるのですが、この形に「奥行き」がついていることです。この形に奥行きを作ることができないのと、向こう側に見える風景を見せるのに複雑な切抜きをしなければならないところです。物凄く厄介なパスを使って切り抜かなければなりませんが、根本的にこの形に奥行きを作ることができないので「作りたいけど作れない」ということです。



 舞台は広いほどカメラが動き回れるので、長いアニメーションを作ることができます。
 たとえば上の人物の画像は、全身ではなく上半身のみの絵です。とてもリアルな描き方で、魅力的なアニメーションになると思うのですが、この構図だとカメラの動きが限定されジオラマの効果は期待できません。それに人物と背景の距離が狭いため、ワイドしてもダメ(面白くない)でしょうね。

 つまり、広いところで撮影するのと狭い畳2畳くらいの場所で撮影するのとの違いでしょう。上半身の場合は下半身が無いため、カメラを引くことができません。



 この画像の場合は「文句ナシ」の構図です。全体の2/3が地面になっていて、3人の人物は全身が描かれています。このような構図の場合は、カメラはどこからでも撮ることができ、納得するアニメーションを作ることができます。
 個人的はもう少し左右の風景があったら、広大な広さを表現できるのではないかと思います。アニメーション作成時には、Photo shop で風景を少し描き足す必要があります。

つづく 


Posted by 熱中人 at 12:52