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Posted by みやchan運営事務局 at
 

2011年04月13日

「描いているように魅せる」スケッチアーツ系のアクション。

 下の画像は、壁に子どもがクレヨンで落書きをした雰囲気になっていますが、実はそう見えるように加工してあるのです。

 「描いていないのに、描いているように魅せる」スケッチアーツ系のアクションでは、「魅せる」というところが最も重要なところでもあります。



 ご存知のように写真から輪郭抽出した場合、ほとんどモノクロ2比になっています。そのままでも線画に見えますが、それだけでは当たり前すぎて意味がありません。今回は簡単な「クレヨンで描いた線画」の作成を説明します。

 この方法は、私のアクション作成方法の基本(ヒント)になっています。Photo shop で、下の右側の画像のような落書きを描きます。マウスでもタブレットでもかまいませんが、白と黒のハッキリした線で描きます。

 まず手描き風に見せるため、フィルターの「ガラス」を使って全体に歪みを加えます。次に全体に「ぼかし(1px)」を加えます。

 1回目の「粗いパステル画」処理の後、逆時計方向90度回転してもう1度「粗いパステル画」処理をします。そして「時計方向に90度回転」して元に戻します。その結果が下の画像の右側になります。
 


 次に「カスタム」処理しますが、強すぎるのでフェードを使って「20%」程度にします。手描き風に見せるためには、濃淡の雰囲気を出すために「光彩拡散」を使います。設定が微妙なので下の右側の画像の雰囲気になるようテストしてください。

 この光彩拡散は、普通の写真で使用するとそうでもありませんが、線画つまり手書き風に見せたい時、雰囲気を出してくれます。



 このような地味な作成工程を繰り返しながら作り上げて行く訳ですが、実はこの作業工程が楽しいのです。それに、なかなか出来ないというのも良いですね。

つづく 


Posted by 熱中人 at 11:50