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Posted by みやchan運営事務局 at
 

2010年12月07日

低音を強調する、バフレフ型スピーカー。

 ある音楽雑誌の記事の中で、「ボーズ」という会社から今までみたことも無いようなデザインのスピーカー紹介記事が載っていました。
 普通スピーカーといえば、低音・中音・高音と3つのスピーカーが付いているのですが、ボーズのスピーカーでは「フルレンジのスピーカー」を9個使用して、厚みのある音をだすというものでした。スピーカーの技術者からすると、「掟て破り」方法で作られており、とにかくデザインが良かったのを覚えています。


※当時ボーズに感化されて自作したものです。

 とにかくフルレンジスピーカーで作れるというのが良かった。フルレンジスピーカーは他の専用のスピーカーと比べて、格段に単価が安かったので10個まとめて買ったことがありました。
 その当時の音楽雑誌の中でも、手作りスピーカーのコーナーがあり、毎月1台変り種スピーカーを作成していました。そのような記事を読むと、熱中虫が騒ぎ出し「ハマって」しまったのです。


※当時ボーズに感化されて自作したものです。

 スピーカー作成は難しそうに見えますが、そうでもないのです。日曜大工道具と合板(15mm~20mm)・ボンド・穴あけ用のジグゾーそれに、スピーカーにハンダ・スピーカーコードなどが必要です。

 スピーカーは「密封型」と「バフレフ型」がありますが、低音を強調したいのでバフレフ型を自分なりに考えて作っていました。
 下の画像は「住宅のモデル」ではなく、上板を外したバフレフ型のスピーカーです。中央に2個上下にフルレンジスピーカーを取り付けます。そのスピーカーの後ろから出る低域の音を、板で仕切ってあるところを通って左右に出る仕組みになっています。左右から出る低音と中音で「広がり」が出るということになりますが、そのままでは想像していたような音は出ませんでした。特に高音がハッキリ出なかったのを覚えています。

 ボーズのスピーカーには、「イコライザー」がセットになっているものがありました。つまり音源をある程度「イコライザー」で微調整してやらないと、期待するような音にはならないということでしょう。クラシックとロックでは、極端に音質が違うわけですからやはり、調整は必要でしょう。



 出来上がるとまず、音の調整より「塗装を先にする」のが定番でした。ボーズのスピーカーのように「黒の艶消し」にする訳ですが、最初に黒のペンキを使って「音漏れ」しないようにペンキが滴るくらいタップリ塗ります。
 乾燥してから「黒の艶消しスプレー」を全体に塗り、最後に「透明ラッカースプレー」を降りかけて終了です。それから「イコライザー」を駆使して、なんとか納得するような音が鳴るように時間をかけて調整していました。

 丁度この頃は、一般家庭に大型テレビが浸透するようになり、映画を「サラウンドシステム」で映画鑑賞するのが流行っていました。テレビ型プロジェクター形式の大型の物も流行、専用の部屋まで改築する人までいたようですが、私はそこまで「バカ」ではありませんでした。

★次は、低音専用のキャノン砲を作るです。 


Posted by 熱中人 at 11:23