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Posted by みやchan運営事務局 at
 

2010年12月04日

システム手帳を使うには、ワープロとコピー機は必需品でした。

 仕事でシステム手帳を使うには、コピー機とワープロがあると自分専用のオリジナルのファイルを作ることができました。ファイロファックスのメーカーからいろんなファイルが販売されていましたが、ほとんど内容が英語なので使いづらく、自分に合うファイルはありませんでした。



 山根さんの本でも紹介されていましたが、「無ければ作る」ということになります。それにはワープロ(当時)で文字や罫線などを使って、自分だけのファイルルを作成するというマニアックな作業になります。 出来上がったファイルをコピー機を使って、必要な枚数だけコピーしていました。



 コピーしたオリジナル用紙をシステム手帳の規格サイズに断裁し、専用の6穴パンチで穴をあければ出来上がりというわけです。
 日本の各メーカーから、いろんなファイルが当時発売されていました。 さすがに印刷されているので見栄えもいいのですが、とにかく1枚あたりの単価が高かったので自作していましたが、この作業も楽しかったですね。



 図面や地図などの大きなものには、コピー機で「縮小」してパンチで穴を空けてファイルするという、今考えると面倒くさい作業をしていましたが、どのようにして小さくしてファイルするかなどが話題になるほど、各出版社からいろんな本が出版されていました。

 何処のメーカーの「どの手帳が使いやすい」かとか、各文化人や有名人の使っている手帳は「これだ!」なんてのもありましたね。もう最後には「手帳に合う筆記用具はこれだ!」、あなたはシャーペン派それともボールペン派など「これでもか!」というぐらい凄かった。

 極めつけは本革のカバーが磨り減って、留め金も壊れているくらい使い込んでいる写真が記載されていて、「プロがこ使い込んだファイロファックス」という記事なんかもあり、とにかく「酷使して傷だらけのシステム手帳」が何故か、その時代のシンボルのように見える時もありました。

 同時にカメラブームでもありました。一眼レフカメラも同じように「プロが使うブラックボディー」とか、とにかくカメラ本体の四隅が磨り減っていて「使い込んでいる」とか「仕事してる」って感じで、その下から「メッキ」が出ているのが「プロ」っぽくて、わざと紙ヤスリで新品のカメラを削った人もいたそうです。

 今思うと、その頃はバブル真っ只中でした。

つづく
 


Posted by 熱中人 at 13:31