「オリジナルスムーズ」の効果

2010年12月29日

 Toon image movie の作成方法は、女性の化粧工程に似ています。それはまず下地作りから始まるからです。

 最初に写真を線画つまり、ペンで描いたように魅せなくてはなりません。もうここから始まっているのです。とくに線画にする工程には、何時も慎重になる理由としては、この部分が最も重要な工程だからです。

 現在の私の調整もまだ不十分だとは思いますが、この部分が仕上がりの80%を締めていると思っていいくらい、重要なのです。

「オリジナルスムーズ」の効果

 3Dグラフィックでは、最初にモデリングという作業があります。中には3Dスキャナーという機械があり、面倒くさいモデリングをしなくても、人物などの3Dモデルを簡単に作成できる物もあります。

 その機械と同じとは言いませんが、Toon image movie も同じような感じではないでしょうか。「モデルを作らない」と「絵を描かない」何か似ていますよね。
 またスキャナーの精度でリアルなモデルが出来るのと、「線画の精度」により仕上がりが違ってくるというのも同じです。

「オリジナルスムーズ」の効果

 幾度となく繰り返しながら、アクション作成と描画テストを行っていますが、輪郭抽出にも慎重になります。この工程が最初だからというわけではなく、最終的な仕上がりに関係するからです。

 ご覧のとおり、輪郭以外の所に「ゴミ」つまり必要無いものが沢山あります。輪郭線はそのままで、このゴミだけを削除しなければなりません。

「オリジナルスムーズ」の効果

 ある程度「ゴミ」を削除してから、線画を「ペン画風」にしなくてはなりません。この工程では「2階調」やコントラストの調整、そして謎の「オリジナルスムーズ処理」を使って、「コミック画風」の線画にしていきます。

「オリジナルスムーズ」の効果

 そして3Dグラフィックスでいう、「テクスチャーマッピング」になるわけですが、その前に画像エフェクト作業があります。元画像をそのまま使っても良いのですが、それでは「芸が無い」ので、出来るだけグラフィカルな感じに加工します。

つづく


Posted by 熱中人 at 07:02
 

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