HD液晶テレビを「トレースコープ「として使う。

2013年07月08日


 そのころグラフィックデザイナー達は、図形や写真をトレースするのに専用のトレースマシンを使っていました。原寸から原寸にトレースするのであれば、ライトテーブルでも良いのですが、拡大・縮小する場合にはやはり「レンズ」が付いてなくてはなりません。

HD液晶テレビを「トレースコープ「として使う。

   物凄く簡単な図解です


 手描きによるトレースの機械は、素晴らしくシンプルな作りででした。左右にライトが取り付けられていて、写真機材の引き伸ばし機のレンズより2 倍ぐらいの大きさのレンズが付いていました。

 その後、文字やロゴタイプ地図などを拡大・縮小した物を「プリントアウト」できる機械も販売され、グラフィックデザイナーにとっては、現在の PC「マッキットッシュ」と同じぐらい無くてはならない製作用機械でもありました。

 PCをグラフィックデザイナー達が使い始めると、PCと連動する「スキャナー」を使い「ロゴや地図「など」簡単にスキャンできるので、トレース コープ」の機械はその後、「燃えないゴミ」として処理されていきました。

 アナログデータをデジタルスキャンして、パソコン内で加工処理するのが当たりまえですが、私の場合ちょっと違うのです。

 この方法はほとんどの人が「やっていない」と勝手に思っているのですが、HD液晶テレビとPCを「トレースコープ「として使うと、つまり大きな絵が描けるということです

HD液晶テレビを「トレースコープ「として使う。

 つづく




Posted by 熱中人 at 11:40
 

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HD液晶テレビを「トレースコープ「として使う。