出来上がりは簡単なようで、作成には複雑な過程。

2013年03月30日


 何でもそうですが、出来上がりを見ると簡単そうに見えます。しかし、それまでが複雑でストレスの溜まる作業があるのです。

 写真から、クレヨン画風のアート画を自動作成するPhotoshopアクションも、同じように「それなり」に複雑な「過程」があるのです。

出来上がりは簡単なようで、作成には複雑な過程。


 テスト中の作成工程は、最初に元画像を「ガラス」を使って変形します。これは直線を壊し、「手描き風の線に見せる」ためです。処理済みの画像を 別に もう一枚作成しま す。つまり、「水彩画」と「デッサン画」を別々に作成するために「2枚」用意する必要があります。


出来上がりは簡単なようで、作成には複雑な過程。

 次にデッサン画に水彩画をペーストして、レイヤー設定は「除外」にして「画像を反転」します。画面は [4] の感じになります。

 [5] では黒を出来るだけ削除するために、RGBからCMYKに変えて「黒を削除」します。これを1回から2回繰り返します。この方法は Suisai.atnのアクションでも使っています。

出来上がりは簡単なようで、作成には複雑な過程。

出来上がりは簡単なようで、作成には複雑な過程。
(RGBからCMYKに変換して、ブラックを削除する。)

 [6] では好みの色に調整します。

出来上がりは簡単なようで、作成には複雑な過程。

 手描きをデジタル化にするのは、現在当たり前の制作工程ですが、デジタル化した写真から「デジタルの写真から手描きのアナログ風」にするとい う、「写真からアート」に変換するという、まことに厄介でそれでいて「不思議と面白い」画像処理工程です。


つづく


Posted by 熱中人 at 14:06
 

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出来上がりは簡単なようで、作成には複雑な過程。