距離レンダーを使って、画像の奥行きを出す。

2010年08月20日

夏休みの友シリーズ



 夏休み友シリーズということで、3Dアニメーションの話をしておりますが、このスターウォーズのポッドレースの動画は、2006年頃に作成したものです。エンジンの煙と砂埃が、どのように設定したらリアルに見えるかというものでした。


 下の画像では、エンジンの煙と砂埃の設定は行っていませんが、バックの山が表示されています。今回のお話はアニメーションではなく、画像の奥行きについてというあまり現実味のない内容です。

距離レンダーを使って、画像の奥行きを出す。

 上の画像と下の画像を比べてみると解るように、下の画像の方が遠近感が表現されていることが解ると思います。一般的に3Dソフトでレンダリングすると、前景から後景までピントの合ったシャープな出来上がりになるのがアタリマエですが、Bryce3Dには動画対応ではありませんが、「距離レンダー」があります。

距離レンダーを使って、画像の奥行きを出す。

 この距離レンダーというのは画面全体をグレースケールの画像を作成し、近くのものは黒く、遠くのものは白く表示します。

 まず普通に画面をレイトレーシングでレンダリングして画像を保存します。次にもう一回同じ画面を「距離レンダー」でレンダリングして保存します。
 出来た2枚の画像をPhoto Shopに取り込み。背景にカラー画像その上のレーヤー1にグレースケールの画像を置きます。レイヤー1の設定は「オーバーレイ」に設定すると、遠近感のある画像になります。

距離レンダーを使って、画像の奥行きを出す。

 静止画だけでアニメーションに対応していないのが残念なのですが、趣味の世界ですからそこまでシビアにならなくてもいいのかなと思うところもあります。
 しかし、使い方によっては面白い画像が出来るような気がします。

つづく




Posted by 熱中人 at 13:06
 

削除
距離レンダーを使って、画像の奥行きを出す。