カメラの揺れを制御する。

2010年01月22日

カメラの揺れを制御する。

*ローリング(横揺れ)  *ヨーイング(左右にふる揺れ)  *ピッチング(上下にふる揺れ)

親指と中指だけでは限界があります。それは、撮影中にヨーイングによるブレが生じることです。
ローリングとピッチングは親指と中指で制御できるが、ヨーイングは歩くたびに発生します。
これは歩くたびに回転しようとする運動を親指と中指で強制的に止めようとするために発生するものです。
これも気になるブレの原因でもあります。ピッチングとローリングはゆっくり動くのでそうでもないのですが、ヨーイングだけは気になります。ヨーイングのブレを無くすには、ベアリングが必要になります。ベアリングを親指と中指で保持することにより、簡易的にジンバル(ある程度フリー状態)の役目をします。しかし、そこまで気にしないのであれば、親指と中指で棒を保持するだけでも、ある程度のスムーズな動画を撮ることはできます。

腕による振動吸収。
カメラの揺れを制御する。

コップの水を溢さないように保持して歩く練習が必要?
何故そこまでする必要があるのかと思うでしょう。でも歩きながら又は小走りでの撮影では、結構カメラ自体は揺れています。
映画などではバネを使った装置で振動を吸収していますが、ホームビデオなのでカメラを保持している手首や腕の関節などで振動を吸収する必要があります。
そこで、コップの水を溢さないように保持して歩いたり、小走りしてもできる限りコップの水がこぼれないように歩くことや、画面がふらつかないように真直ぐ歩く練習も必要です。さらに親指と中指に神経を集中しながらの撮影も必要かと思います。
ただ保持するだけでブレを減少することは難しい代物です。業務用の場合でも、1週間位メーカーでのトレーニングを必要とされているので、アマチュアの方もそれなりの練習が必要かと思います。

つづく



Posted by 熱中人 at 11:50
 

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