エッジのポスタリゼーションとコピーを比較して見る。

2011年03月08日

 両方を並べて見てみると明らかに、違いがハッキリします。下の画像の「COPY」は1つの工程でアウトライン抽出が出来ますが、右の「エッジのポスタリゼーション」は、そのあと「2階調化」にしないと輪郭を抽出することができません。
 そしてCOPYでは、暗い部分が抽出されていませんが、エッジのポスタリゼーションでは黒い部分も抽出されています。それにCOPYと比べて、メリハリのある濃い目になっています。
 
エッジのポスタリゼーションとコピーを比較して見る。

 スケッチ画やデッサン画は、アドビのイラストレータで描くような綺麗な線ではなく、手描きのリアルな線で描かれています。そのリアル感を出すには、「アタリ線・迷い線や指でボカシした線」などが必要です。

 下の画像は「カットアウト」の処理後の画像ですが、ここでも違いが出ています。COPYの方はゴミなどが削除されているのに、エッジのポスタリゼーションの方は微妙に残留しています。しかしこの少し残留している線も、これまた良い味を出してくれるのです。

 エッジのポスタリゼーションとコピーを比較して見る。


 下の画像は「粗いパステル画」と「光彩拡散」を使用しています。それにより線の「かすれ」を表現できるのと、線に微妙なコントラストを作成してくれます。つまりスケッチ画や、デッサン画の雰囲気を作り出してくれるのです。

 「濃い線と薄い線」そして、「かすれた線」を作りだすことで「リアルっぽい」線に見えてくるから不思議です。

 出来上がりを見ると解ると思いますが、COPYの方は黒い部分が少ないため、水彩画向きの線画です。右の方のエッジのポスタリゼーションを使った方は、モノクロの単独の線画に向いています。

エッジのポスタリゼーションとコピーを比較して見る。

 でも写真の解像度などで、上手く作成(自分のイメージ)出来ない場合があります。そのような時は「設定比」を変えたりもしますが、その前に「何故出来ないのか?」を考えるようにしています。アクションの設定比があまりにも、偏りすぎている場合があるからです。
 そのようなことを夜な夜な繰り返していると、少しずつ「方程式」が見えてくるのです。

 私はこのブログの記事やPhoto shop で画像テストを行うとき、よくパーシーフェイスの「避暑地の出来事」のテーマ曲を聴きながら夜な夜な作成しております。
 この曲は何故か心地よく、かの有名な「大滝詠一氏」は、この曲の緩やかに時が流れているような雰囲気に魅了されて、幾ら時が過ぎても何故か懐かしいくそして、口ずさむことができる曲のシリーズを作ることが出来たそうです。

 私もそのようにシンプルな作成方法で、今まで出来そうで出来なかった物を悔しいけれど、 Photo shop を使って作りたいと思っております。

つづく


Posted by 熱中人 at 20:44
 

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