カットアウトは、目や鼻や口が無くなる場合がある。

2011年03月07日

 PAWC.atn とは違った作成方法で同じような物を作るには、これまでとは違った「調味料」が必要になります。 写真から線画を抽出する方法も、エッジのポスタリゼーションを使うわけですから作成順序も変わります。

前回の続きになります。

 2階調化処理が済むと、次に「カットアウト」処理します。調整を上手くすると、下の画像の感じになります。注意してして見ると濃い線と薄い線が混同しています。その上不必要な線も沢山表示されています。

 カットアウトを使う理由として、一応ゴミなどを少し削除してくれるというのと、若干ですが「変形」もしてくれます。この変形方法が微妙で、設定次第で「目や鼻や口が無くなる」という、世にも恐ろしい究極のフィルターでもあります。


ここからが「面白い」所です。

 顔にへばりついている不必要な線を消すのに、普通だったら「消しゴム」を使って消すと思います。「お客さんあんた、素人だね」と怪しい店の親父に言われそうな方法ですが、そんなインチキなものは必要ありません。そのための調味料が用意してあるのです。

カットアウトは、目や鼻や口が無くなる場合がある。

 その調味料とは店頭で売っているつまり、 Photo shop にあるフィルターをつかうことにより削除?出来るのです。まぁ「旨味調味料」みたいなものです。

 コントラストの調整で削除することも出来ますが、そのような方法は当たり前すぎて上手くいきません。カットアウト処理した段階から「手描き風」に仕上げるには、「粗いパステル画」と「光彩拡散」という普段全く使わないフィルターを使います。

カットアウトは、目や鼻や口が無くなる場合がある。

 解りやすく説明すれば、上の画像が「粗いパステル画」と「光彩拡散」処理をした直後の画像です。これでもまだスッキリした感じにはなりません。そしてもう一度「光彩拡散」処理したのが、下の画像です。

 とにかくこの場合では「光彩拡散」処理することによって、なんとかそれらしい雰囲気を作ることが出来ました。しかしこの「光彩拡散」は、ところどころつまり部分的「消す」癖があります。この作成方法は全て、アクションとして保存してあります。

カットアウトは、目や鼻や口が無くなる場合がある。

 今回はいつもの作成方法ではなく、線画作成に「エッジのポスタリゼーション」を使った作成方法でした。思ったよりも「何故か」人が手で描いたような雰囲気のものが出来ました。

 ラーメンも豚骨・醤油・味噌それに、その3種類を上手くブレンドしたものもあるように、いろんな効果のある作成方法を取り混ぜて作るのも、良いのではないかと今回特に思いました。

つづく


Posted by 熱中人 at 19:02
 

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カットアウトは、目や鼻や口が無くなる場合がある。