鉛筆画の雰囲気で85%はもう出来上がっている。

2011年03月05日

 写真を線画に変換するだけでは、スケッチ画風にはなりません。それは濃い目の鉛筆で描いたものを、ルーペで拡大してみると良く解ります。

 画用紙自体がでこぼこしているので、鉛筆の線が「かすれ」ています。まずはそのかすれを作成しなければなりません。というよりもどのようにして「写真を線画にする」の方が先になりますね。

 私独自の方法になると解りにくいので、フィルターを使った簡易的な方法を紹介します。これはあくまで「簡易的」なので、ご理解ください。

鉛筆画の雰囲気で85%はもう出来上がっている。

 簡単な方法では、「コピーとエッジのポスタリゼーション」があります。コピーは写真を白黒コピーしたような雰囲気になります。しかし設定を変化さることにより、線画風に変えることができます。このコピーは一回の処理で下の画像のように変換できます。

鉛筆画の雰囲気で85%はもう出来上がっている。

  もう1つの「エッジのポスタリゼーション」は3工程必要です。カラーをモノクロに変換して、エッジのポスタリゼーションを使います。そのあと「2階調化」にしなければなりません。

鉛筆画の雰囲気で85%はもう出来上がっている。

 もちろんそのままではどうしようもないので、ここからスケッチ画風のタッチに変えていかなければなりません。

 スケッチ画のタッチを研究するには、有名な画家たちのスケッチ画を見る必要があります。たとえば「ダビンチ」などのデッサン画は、特に参考になると思います。やはり手短で済ませるには、ルーペを使って鉛筆の線をじっくり見ることでしょうか。

鉛筆画の雰囲気で85%はもう出来上がっている。
※この画像は「COPY」を使って作成したものを、特殊な旨味調味料?で処理したものです。

 上記の3枚の画像は簡易的な作成方法なので、私の一連の線画作成方法とは異なっています。しかし線画作成の方法は、私のも含めていろんな方法があると思います。

 最初の線画作成は、水彩画でいうと下描きの段階です。しかし水彩画では、全体のアウトラインとして絵具と一緒に表示されるので、鉛筆画の雰囲気を上手く出せたら85%はもう出来上がっていると思っても良いでしょう。

つづく


Posted by 熱中人 at 10:31
 

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鉛筆画の雰囲気で85%はもう出来上がっている。