不思議で面白い、Bryce3Dのモデリングエディター。

2010年08月19日

不思議で面白い、Bryce3Dのモデリングエディター。

Bryce3Dには、前に説明したように一般的な「モデリングエディター」が装備されていません。しかし、面白い?方法でモデルを作成することが出来るのです。

 上のTV台は、その面白い方法で1分以内で作成したものです。Bryce3Dには「地形」と「面対称地形」という、他の3Dソフトには無い「地形モデリング」エディタがあります。その中の面対称地形は、下の画像のように上と同じものを下にも作るという不思議なモデリングエディタです。

不思議で面白い、Bryce3Dのモデリングエディター。

 一般的な3Dソフトで「押し出し」というモデル作成方法ににていますが、このソフトの場合はグレースケールの「濃淡」により奥行をアバウトに設定できることです。この方法で、山や川など自然の地形を作成することが出来るのですが、今回は身近にあるものとして、TV台を作成してみました。

 作成するにあたって画像処理ソフトが必要ですが、私はPhotoShopを使って作成しました。
 まず1000×1000ピクセルの新規画面を表示させ、全体を反転(黒)にします。この作成方法の注意点は、明るさによって「奥行き」が変わることです。
 正面図を描く場合、出来上がりを想像しながら明るさを調整します。

不思議で面白い、Bryce3Dのモデリングエディター。

 正面図ができあがったら、全体を「コピー」し、Bryce3Dの「地形キャンパス」にペーストすると、プレビュー画面に表示されます。ここで少し調整が必要なのですが、今回は省きます。

 このような家具を一般的な3Dソフトで作成しようとすると、結構組み立てなどに時間が掛かると思いますが、このソフトの場合では「組み立て済み」の状態で出来上がるというのも気持ちいいですね。

不思議で面白い、Bryce3Dのモデリングエディター。

 画面で見ると、最初のイメージどおりTVを置く台と上の天板だけ奥行きがあるようになっています。この2箇所は最も明るくしたので、奥行きが出ています。

不思議で面白い、Bryce3Dのモデリングエディター。

 まあ、このように普通の3Dソフトとは違うので、マニアにしか受け入れられなかったのかと思うところがありますが、これも私の大好きなソフトの1つです。

つづく




Posted by 熱中人 at 14:37
 

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